さまざまな業界の第一線で活躍するTIMEXの愛用者を取材し、彼らの視点からみえるTIMEXの魅力を発掘する本連載。記念すべき第1回目となる今回のゲストはスタイリストの中島貴大さん。ファッション、インテリア、アウトドア業界を横断してさまざまなメディアで活躍するスタイリストからみたTIMEXとは?



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TIMEXとの出会い

「人生で初めて自分で買った時計がTIMEXだったんです」



「TIMEXとの出会いは15歳の時でした。中学生でファッションに興味を持ち、高校生になって本格的にファッションにのめり込んだ僕は『ポパイ』『ホットドッグプレス』『チェックメイト』『メンズノンノ』などを友人と読み漁る、よくいる洋服好きの高校生だったんです。当時は渋カジ全盛期で、休日はスラップショット、プロペラ、レッドウッド、タウンスポットなど当時の名店とされる、いろんなショップをまわっていました。そして、そんな中、都内のショップでたまたま見つけたのがTIMEXのサファリだったんです。サファリって、メッシュベルトだけが注目されがちですが、よく見ると回転式の東西南北ベゼルや12・24時間表示、デイト付き、ゴールド基調の色使いなど、語り所が豊富なんですよね。そんなサファリの個性とアメリカンブランドとしての背景に惹かれたんだと思います。その後、19歳で初ロレックスのRef.5513を手にして以降、職業柄さまざまなブランドの時計を手にすることがありましたが、このサファリだけはどうしても手放せず、ベルトを交換しながらずっと現役で活躍してくれています。改めていま見ても、デザインの旧さを感じさせないですからね。我ながら30年前の自分は良い選択をしたなと(笑)」



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TIMEXを身に着ける時

「純粋にファッションを楽しみたい時にこそ選びます」



「時計って、良くも悪くもブランドイメージが先行するアイテムなので、どうしてもそこにヒエラルキーのようなものが発生してしまうアイテムだと思うんです。でも、TIMEXの場合は、どこかそのヒエラルキーとは違う次元にいるというか。歴史的、文化的背景がしっかりしているブランドでありながら、斬新なデザイン、カラーリングのモデルもリリースしているし、かといって世の中のトレンドにも迎合しない。その独自のスタンスが、僕にとってすごく波長が合うんですよね。だから、TIMEXを身に着ける時はあえてファーストウォッチとは違ったファッション的な冒険要素が高いモデルを選ぶことが多いですかね。特にファーストウォッチは保守的なデザインのモデルを選びがちですが、TIMEXなら気軽に複数本を手に入れられますし、ファーストウォッチでは絶対に選ばないデザインの時計を歴史あるアメリカンブランドとしてセレクトできるとこが醍醐味かと」



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TIMEXの魅力とは?

「『カジュアル時計の老舗』という意味で唯一無二だと思うんです」



「ちゃんとしたバックボーンを持った『カジュアル時計の老舗』って、よくよく考えるとTIMEXだけくらいだと思うんです。同じセグメントにセットされがちなスウォッチやGショックはそこまで歴史は古くないですし、良くも悪くもブランド・商品イメージが固定されていますが、TIMEXはフォーマルからスポーツまで各ジャンルそれぞれに対応モデルがしっかりあって、良い意味でステレオタイプではない。バックボーンにおごることなく、変に高級化路線にシフトすることもなく『カジュアル時計』ブランドとしての姿勢を貫いているところが僕は好きですね。あと、およそ90年前からとにかく多くの企業やブランドとコラボレーションを実現してきたブランドなので、ヴィンテージ含めシンプルに見ていて楽しいというのも魅力かと。最近でいうと、僕の敬愛するミステリーランチとのコラボレーションモデルは第1弾、2弾ともにリリースした瞬間に即買いしましたが、インラインモデル同様にそういった限定モデルも日々チェックしています」



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―いま選ぶTIMEX

「ミニマルな機能美と配色、バックボーンを

総合的に考えて "Atlantis Forest Service"ですね」



「このモデルは米国の森林火災などに対応するUSFS(主に米国農務省野部)とその活動従事者へのオマージュでつくられたモデルなのですが、ミリタリーとアウトドア好きな僕としては自然に対する広義の意味での『タクティカル』なForest Serviceにとてもロマンを感じていたので、このモデルを見たときに絶対にコレだなと。ファッション観点でみても、USFSのカラーであるグリーンとイエローの配色の時計というだけでも面白いし、何よりも大きなケースの時計が世の中的なトレンドとして走っている中、このモデルの機能から割り出された結果的にコンパクトで薄いこのケースサイズに必然性というか機能美を感じるんです。しばらくはスタメンとして活躍してもらおうと思ってます」



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Atlantis Forest Serviceは来春発売予定



―最後に

毎日洋服を替えるように、ファッションアイテムのひとつとして時計を選べる面白さをTIMEXに見出していた中島さん。ハイブランドに頼らないファッションを着こなせるオトナにこそ楽しめる。そんなTIMEXの魅力を本記事を通して読者に感じてもらえれば幸いだ。

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Profile

スタイリスト

中島貴大

1973年生まれ。男性ファッション・カルチャー雑誌やナショナル企業の広告などで活躍するスタイリスト。自身が得意とするアウトドア、ミリタリーを基軸としたファッションだけでなく、インテリアやプロダクトデザインにも造詣が深く、空間ディレクションにも定評がある

文/コボ田形 写真/澤田聖司